根拠の無いイノベーションの主張の悪影響
根拠の無いイノベーションの主張、つまり
- ハードウェアの更新を伴わない、「ソフトウェアのイノベーション」
を求めるか否かで、
- 一人前のソフトウェア技術者の1/10 や 1/100 のパフォーマンスしか発揮出来ない技術者になる
可能性が有ります。
能力10倍のソフトウェア技術者とか、能力100倍のソフトウェア技術者とか言う、実務家の間で声なき声として時々耳にする考えですが、
- 実務で使っているハードウェアを活かすか、
- コストをかけてハードウェアの要請から外れた「ソフトウェアのイノベーション」を選ぶか、
の違いのみで、そうなってもおかしく有りませんし、凄い技術者は
- ハードウェアを活かしているだけでその優位性を得ている
のかも知れません。
MAC PCとWindows PC
私はずっと家ではmac miniで、今はAppleシリコンのやつ*1 を使っていますが、仕事ではWindows PCを使っています。
はっきり言いまして、かつてのHDDのみのMAC PCは画面動作がカクカクしていました。それに対してWindows PCは、人間にマッチした動作レスポンスを実現していました。
その代わりWindows PCは、限界を超えると落ち、限度を超えずとも何千時間で落ちました。
人間にマッチした動作レスポンスを実現する為に、限度のある「人間対応の処理」を追加で加えていたのかも知れません。(Windows Serverは除く)
それがSSDのみのMAC PCになった途端、MACなのに人間にマッチした動作レスポンスになりました。
MACが思い描いていたハードウェア更新が成就したのだと思います。
結論
これからもハードウェアの更新を伴わない、「根拠の無いイノベーションの主張」の巻き添えでプログラミングが嫌いになる人は存在し続けることでしょう。