嫌われプログラミングの代弁者

「何で頭ごなしに嫌う人間が居るのか」を色々考える

smallで無いテストの困難さ 2

合流点と来れば

合流点と来れば、交絡についても言及しないといけないと思いますが、

  • 大データへの読み書き&保全(「JavaScriptが大変 2」参照)

をするプログラムを、オニオンリングとかの形式にして、

  • 値作成ドメインモデルに関連有り)
  • 大データへ読み書きする

分けたとしても、

(下図は、『ジューディア・パール,ダナ・マッケンジー. 因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか (Japanese Edition)』、「交絡因子 ー 隠された第三の存在」 より)

保全」が上図Z、「読み書き」が上図X、「値作成」ドメインモデルに関連有り)が上図Yとなり、

大データの保全の為の値作成(Z→Y)は無くなっていない

というのが典型的な例だと思います。

「読み書き」と言う問題(例えば、RDBの”技術的・技巧的な”所)から目を背けても、大変な部分(保全)の問題は消えないと言う事だと思います。

 

 

因果ダイアグラムについての疑問点

上図では、

  • Z→Xも、Z→Yも、X→Yも

矢印で書かれていますが、これは因果関係を表しています。

ところで、擬似相関(擬似相関 Wikipedia 日本語版)という言い方も有ります。

  • X→Yは、因果関係で無い(相関で有る)

とする言い方です。

本文書でのX→Y(「読み書き」→「値作成」)は嘘の因果関係(p<0.5 ?)とでも言うのでしょうか?

通常、

  • 「相関関係は因果関係を含意しない」(擬似相関 Wikipedia 日本語版)

はずですが、逆に

  • 「因果関係は相関関係を含意する」

と取れる様に思えてなりません。

この点について何処にも書いて有りませんし、聞ける様な所も知りません。

疑問です。

 

 

結論

これからも「smallで無いテストの困難さ」でプログラミングが嫌いになる人は存在し続けることでしょう。