対抗軸
やはり、
- 分かりやすい、まともな名前
と
- 調査分析、因果推論
と言うのは、対抗軸になると思います。分かりやすい名前が有れば、調査分析や因果推論は不要だ、と言う立場と、そうで無い立場、です。
そうで無い立場
昔、物凄く古い(高価な)RHELで出来た社内サーバ(メールサーバーとプロキシサーバー)をCentOS6 Minimal にしろと言う要求があり(内製と言う事になります)、
やったのですが、設定引き写しでは許してもらえず、色々やりました*1。
CentOS6 Minimal はGUI は有りませんが、普通のメモリ8GBのパソコンの隅でVMを作って運用出来たので、色々出来ましたが、
結局、
- 主な機能について、たまたま(確率)On/Off にした、は許されず、
- 理屈(因果)が有って、それを(メモ書き程度にせよ)文書化しまくり、
- 反事実もやることで、理屈(因果)を補強する
- Linuxとはいえ、ソースを見ての理屈(因果)の補強まではしなかった。
でした。
反事実
実社会で反事実など適用したら、どんな悪影響が出るか分かりませんが、
Linuxなら、(明らかにOff 一択としか思えないのに)On と言う反事実にして、理屈(因果)を補強する事はアリです。
大抵は壊れますが、VMを作り直して仕舞いです。
調査分析とテストの違いはここに有ると思います。
テストは正しさが有り、それの検証ですが、調査分析は理屈(因果)の補強のためなら、反事実も厭いません。
「まともな名前」をなぜ嫌うのか?
その名前から想起される理屈(因果)と、実際の理屈(因果)が違っていて、大コケにコケる可能性が高いからです。
違っていない確率は、特に自明でないデータやプログラムの名前の場合で、顕著に低い、無いも同じだと思います。
一人前とは
一人前とは(一人前の仕事とは)、
- 主な機能全てについて、たまたま(確率)を脱して、理屈(因果)を付け、
- それを文書化する
だけだと思います。それだけで中堅技術者の一丁あがりです。
名付けに汲々とするのも見識かも知れませんが、別の対抗軸がある事も事実だと、思います。
結論
対抗軸で有る以上、永遠に対立は消えない訳で、
これからも「まともな名前をつけさせてくれず、意味がわからない」事でプログラミングが嫌いになる人は存在し続けることでしょう。