たまたま見つけた番組
- 「主観 ー 客観」図式では無く、「内在 ー 超越」図式を用いる
とか書きましたが、何だか分かりませんでした。
しかし、私は、
- ソフトウェア開発と現象学
は親和性が有る、と前から直感的には思っていましたし、現在も思っています。
最近見るものが無く、アマプラもU-NEXTも止めたので、直にNHK オンデマンド*1に入ったのですが*2、
現象学に関する良い番組(とそのテキスト)を見つけました。
で、「内在 ー 超越」図式とかより、噛み砕いて有りました。
狭量な実証主義的学門観
そこには、
に対する、批判と対案が述べられています。
束因果ダイアログなども、実証的なエビデンスを持ち得ない(ただし因果関係を普く明示する)分野で、
束因果ダイアログは、ソフトウェア開発について1つの満足の行く、照らし方となっているので、
- ソフトウェア開発と現象学は親和性が有る
のもうなずけます。
それに対し、関数型はまさに狭量な実証主義的学門観の代表だと思います。
主観だが、因果関係が普く明示された仕様を排除し、最初に考えるのは(実証主義的に認められた、関数の)テストだけだと言うのですから、狭量もいい所です。
さらに率直に言うと、
さらに率直に言うと、
- 因果ダイアグラムは、現象学の系譜の一つ
で有る可能性すら有ります。1つ1つの束因果ダイアグラム内の対象は、ほぼ主観ですが、因果関係を普く明示する事で、現象学の目標と同じ目線に有る可能性が有ります。
結論
これからも「現象学的観点」の不在が原因で、プログラミングが嫌いになる人は存在し続けることでしょう。