嫌われプログラミングの代弁者

「何で頭ごなしに嫌う人間が居るのか」を色々考える

現象学的観点 3

たまたま見つけた番組

現象学的観点 1」で私は、現象学について、

  • 「主観 ー 客観」図式では無く、「内在 ー 超越」図式を用いる

とか書きましたが、何だか分かりませんでした。

しかし、私は、

親和性が有る、と前から直感的には思っていましたし、現在も思っています。

 

最近見るものが無く、アマプラもU-NEXTも止めたので、直にNHK オンデマンド*1に入ったのですが*2

現象学に関する良い番組(とそのテキスト)を見つけました。

  • NHK 100分 de 名著 フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 2025年7月[雑誌] (NHKテキスト) [電子書籍版]

で、「内在 ー 超越」図式とかより、噛み砕いて有りました。

 

 

狭量な実証主義学門

そこには、

に対する、批判と対案が述べられています。

束因果ダイアログなども、実証的なエビデンスを持ち得ない(ただし因果関係を普く明示する)分野で、

束因果ダイアログは、ソフトウェア開発について1つの満足の行く、照らし方となっているので、

  • ソフトウェア開発と現象学親和性が有る

のもうなずけます。

 

それに対し、関数型はまさに狭量な実証主義学門観の代表だと思います。

主観だが、因果関係が普く明示された仕様を排除し、最初に考えるのは(実証主義的に認められた、関数の)テストだけだと言うのですから、狭量もいい所です。

 

 

さらに率直に言うと、

さらに率直に言うと、

  • 因果ダイアグラムは、現象学の系譜の一つ

で有る可能性すら有ります。1つ1つの束因果ダイアグラム内の対象は、ほぼ主観ですが、因果関係を普く明示する事で、現象学の目標と同じ目線に有る可能性が有ります。

 

 

結論

これからも「現象学的観点」の不在が原因で、プログラミングが嫌いになる人は存在し続けることでしょう。

 

*1:なぜか、私のM2Macでは、Firefoxでしか、見る事が出来ません。

*2:私が借りている部屋の、ケーブルTV経由の無料Wifiのせいで、少なくとも20年ほぼ見ていないのに、年2回、NHK衛星受信料団体一括支払サービスを払わされて、もやもやしていたのですが、、、