どの様な話?
これはプログラミングというよりプログラミングの設計の話ですが、
管理職やリーダーは、プログラマーにとって指示を受けたり、相談したりする相手ですが、彼ら彼女らの「必殺技」として、箇条書きが有ります。
複数のレベルの項目を行を分けて並べていく書き方で、レベルの高いものは何か、一目瞭然となり仕事の指針となる文書だと思います。
何が問題なのか?
管理職やリーダーは、プログラマー(詳細設計がまだの時点で)に、箇条書きで作業内容を書けといいます。
しかし書けません。なぜなら、
- (感覚的に言って)レベル20の項目や、レベル50の項目が
それなりの重要性をもって現れる。 - しかしExcelでもWordでも、専用のWBSのツールでも、
レベル50はもちろん、レベル20の項目でも書き込めない。 - それが必ず、どんな場面でもレベル20と50ならまだしも、
レベル8と70になったり、違う風になったり、、、、
となるので、箇条書きに出来ない。
からです。
そんなの、誤魔化してレベル4と5にすれば良いでは無いかと思うかも知れませんが、実際に有るレベル3と比べて、いかにも些細な詳細な零細な項目に見えます。
実際にそんな細い事は書くな、と言われます。
しかし、それが解決しないと全ての話がダメになったり、解決するのにかなりの時間がかかったりもする項目なので、絶対に省いてもらいたく無いのです。
なにか働きかけはしなかったのか?
トピックベースの一覧にしてはどうか、と提案しましたが、にべも無く断られました。トピックベースとはレベル1の項目も、レベル50の項目も同じに並べろという提案ですが、毎回断れれました。
「レベルの高いものから(重要度の高い(?)ものから)」作業をしたい、管理職やリーダーにとって、トピックベースの一覧など唾棄すべきものなのでしょう。
(そうとしか思えない態度でした。)
これは双方にとって不幸でした
箇条書きで書くのを渋るプログラマーの態度、ひいてはプログラミングに対して、管理職やリーダーは嫌いになったと思います。
しかしこの場合、逆も真です。
箇条書きにしろ、とは、レベル20の項目やレベル50の項目を無償で提供しろと言っているのと同義です。
結局の所、管理職やリーダーの肌体験で得た知識より、この件(箇条書きを書かせる件)は有耶無耶にするのが妥当だ(何てプログラマーは無能なんだと思いつつ)、という風潮になっていると思います。
結論
これからも「箇条書きが書けない」事でプログラミングが嫌いになる人は存在し続ける事でしょう。